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  • 2008.01.30 Wednesday
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悲しい知らせ。



ある日昔からお世話になっている知人から「子供を撮って欲しい。」
という連絡があった。
その子は大変重い病気を患っていて、死を待つだけだという。

自分が彼女を撮る事で、果たしてそれが何になるのか。本当に迷った。
しかし僕には写真を撮る事でしか、その知人に恩返しできないと思い撮影に行った。

お家にお邪魔すると、普通の子供とかわらない、本当にかわいい子だった。
僕の弟とかわらない、とってもかわいい子だった。
しかしその子には刻一刻と病魔が迫ってきている。
病院に入院させない理由は、最後の時をせめて家の暖かい空間で一緒に
過ごしたいからという事だった。
彼女の瞳からは苦しみに耐え、生きようとする力強さがにじみ出ていた。
僕が21年間生きて来た中で、一番力強いと感じる目だった。

彼女と向き合うために、僕も命を削った。
彼女がそこに存在した事実を、必死にフィルムに焼き付けようと思った。
こんな綺麗ごとをつらつらと書き連ねているが、僕にはそれしか出来なかった。



写真を焼いて、額装しているときに携帯が鳴った。
「○○ちゃんが亡くなった。」
言葉が出なかった。能天気に写真を焼いている自分に罪悪感さえ覚えた。

そして今日葬儀に行った。
その子は以前と同様に、愛らしくきれいな顔をして眠っていた。

彼女は彼女の3年間を一生懸命に生きた。
僕は彼女の3年間の中で、ゴツい目玉が二つあるカメラを持ったおっさんとして
少しだけ登場する事が出来た。カメラが、彼女に会わせてくれた。

あなたの写真を撮れた事を本当に嬉しく思います。
心よりご冥福をお祈り致します。天国でも元気でね。



今日は雪。



今日は朝起きたら雪。

履歴書の写真が必要だったので、赤羽にある2Bでおなじみの方の写真館へ。
このごろいろいろ考える事が多い。

何故自分は写真が好きなのか。
何故写真である必要性があるのだろうか、ちゃんと考えなきゃな。



ビビター初撮り。



ビビターの初撮りが上がって来ました!
なんか不思議な感じ。もっと写らないのかと思っていた。

かなりハマりました。これからどんどん撮っていきます!

お待たせしました。





皆様お久しぶりです。
ブログをほったらかしで大変申し訳ございませんでした。
「忙しい」を理由に更新途絶えていましたが、そんな自分がかっこわるいです。

たくさんの方に見てもらっていて、たくさんの方に応援して頂いているので
ホント自分はたくさんの友人や先輩、後輩に支えられているなと思う今日この頃です。

今日はビビターが家に来た。ヒロシさんありがとうございます。
ビビターというカメラは、使い捨てカメラのフィルムが替えられる版の
やつですが、すごくいいカメラっぽいです。
明日からポッケに入れて撮りまくります!

あと渡部先生から買ったプリントも家に来ました。
かっこいプリントに惚れ惚れしています。

そんな感じでブログ再会です。
これからもどうぞよろしくお願いします。








竹下太郎写真展は無事に終了しました。



今日フォトプレミオ竹下太郎写真展「望郷」は、無事に終了いたしました。

このように、大盛況のうちに写真展を開催できましたのも、
ご来場いただいた、皆様のご支援があってのことだと思います。
何から何まで、たくさんのチャンスをくれた、コニカミノルタの方々にも
感謝申し上げます。

簡単ではありますが、この場をかりて皆様にお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

少し落ち着いたら、ブログの更新をします!



竹下太郎写真展「望郷」3日目

今日も朝からドキドキ。

開場へ向かう際、駅で忘れ物に気づき家に一旦戻ったので、
10分ほど遅れて開場に到着した。

すると芳名帳に田村彰英さんのお名前が。。。
もう帰ってしまったのではないかと、焦って隣のブースを見てみると、
いらっしゃった。かなりホッとする。
自分でお呼びしておいて、自分が遅れるなんてもってのほかだ。

田村先生にお話を聞いたところ、
「トーンが独特でプリントの質も上がった。」とのこと。
実は以前に写真を見て頂いたことがあって、その時はプリントは黒かった。
今回プリントが上達したのを見て、驚かれていた。



そして、な、な、な、な、な、なんと。
田村先生にプリントを、ご購入頂いたのだ。
田村先生と言えば、黒澤明監督作品のスチール写真を担当し、
ご自身の作品も、ニューヨーク近代美術館を始め、沢山の美術館に
永久保存されている僕の憧れの人である。
その田村先生に自分の作品を買って頂けるなんて、夢にも思っていなかったことだ。
生きてて良かった。ありがとうございました。

午後になると、友人が続々と来てくれて僕の作品を見てくれた。
彼らの大半は、東京生まれ東京育ちだ。
そんな彼らは、僕の気持ちをよく理解してくれた。自分も同じ感覚だと言ってくれた。
自分の伝えたかったことが、人に伝わるなんて、とても幸せだと感じる。
2Bの人もお忙しいなかいらっしゃってくれて、
本当に嬉しかった。あまりお構いできずに申し訳ありませんでした。



午後2時頃だっただろうか。どこかで聞いたような、声が入り口から聞こえた。
鬼海弘雄さんだ!
駄目もとで、DMをお渡ししたかいがあった。
僕の作品をじっくりと見て頂いた後、
「センスはいいし、プリントの質も申し分ないが、次何を発表するかが大事だ。
このままでは勿体ない。自分を越えなさい。」という貴重な意見を頂いた。
がんばりまっす!!

夕方には映画「龍宮」の主演女優さんや、制作の人が来てくれた。ありがとうございます。

そしてまた有名人が。赤城耕一さんだった。
しばらく漂流者さんネタで盛り上がる。
赤城さんは、僕の写真を気に入って下さり、「どんなに見ても見飽きない作品だ。」
とおっしゃって頂いた。これ以上ない褒め言葉です。



しかも!作品を買って頂いたのだ!
天にも昇る思いだった。一日で田村先生と、赤城先生、このような
憧れの方に、お褒めのお言葉を頂き、しかも作品を買って頂くなんて、
本当は夢なのではないかと、自分を疑ってしまった。



そして、今日の最後のお客様は白岡順先生。
去年のグループ展でお会いしたことを、覚えていて下さった。
白岡先生にも、プリントの質や、まとまり、全体を通して面白いということを
お褒め頂いたが、「何故自分の故郷がないということを撮らなかったのか。
何故海外である必要性があるのか」と言うことを、指摘して頂いた。
「これが終わったら、池袋を真っ向から撮りなさい。挑戦しなさい。
旅にでなくても、写真は撮れる。だけど、プリントのトーンは独特で、
優しい感じが出ていて良い。」
ということだった。

この三日間で、6枚ほど写真が売れた。ありがとうございます。
たしかに自分でも、プリントはお得だと思う。
それは値段的な部分もそうなのであるが、このトーンはもうプリントできないからだ。
なぜなら、今使っているベルゲールの紙は既に工場が閉鎖され、
今は作っていないからだ。写真家の出口こずえさん(この方は、フランスアルルで認められ、海外に向けて写真活動をしている。紙は僕のと一緒のを使っている。)のお話によると日本にはもう600枚程度しか残っていないらしい。
これは2、3ヶ月前のお話なので単純に計算して、僕が今回200枚使って、
出口さんもたくさん買ったそうだ。
ということは、日本にあと数百枚しか残っていないということだ。
工場が別の場所に移されるらしいのだが、全く同じ紙は出来ないであろう。
だからあのトーンは、"今"しか出せないのだ。

まーあまりそういうことは気にせずに、皆様お気軽に来て下さいね!!
お待ちしています。


竹下太郎写真展「望郷」2日目



今日は写真展2日目だ。
どきどきわくわくだ。

今日は昨日に比べ、お客さんはまばらではあるが、
それでもさすがはコニミノたくさんのお客さんがいらてくれた。
ありがたいことだ。
写真集の売れ行きも好評で、早くも20部完売となった。
売り切れでご迷惑をかけた方ごめんなさい。

そして今日も写真を買って頂くことが出来た。とてもありがたいことだ。

今日の有名人は大西みつぐさん、竹内万里子さん、nuguneの田さんだ。
大西みつぐさんにお話を聞いたところ、「雨」シリーズを気に入って頂けたそうだ。
トーンも良いと、お褒め頂いた。ありがとうございました。

竹内先生は、「写真展としては良くまとまっているし、プリントの質は高いものの、
写真は絵ではない。確かに心象的な風景も面白いが、
もっと自分だけのイメージを投影するのではなく、世界と向き合った写真を撮りましょう。」
ということだった。竹内先生には、ここ半年くらい毎週のように写真を見て頂いて来た。そういった中で、壊さなければいけない部分と、大切にすべき部分を的確に
教えていただいた。
ある程度のレベルまで到達しているのだから、次は自分のスタンスを壊し、
自分の写真を乗り越える必要があるということも、アドバイスして頂いた。

nugune 田さんは、「来年一緒にやりましょう。」と、激励の言葉を頂いた。
本当にありがたいことだ。

他にも、「ここ数年で一番いい写真展を見せてもらった。来て良かった。」
など、嬉しいお言葉をたくさんの方々から頂き、本当にありがたいと思った。
もちろん、全員にポジティブなご意見を頂いた訳ではなく、
批判などもあったが、先輩方の貴重なご意見を聞けて、嬉しい限りだ。
僕はこの個展はスタート地点だと思っている。
なので皆様もご遠慮なさらず、どんどんご意見を言って下さると助かります。

では、あと8日間会場でお待ちしています!!

竹下太郎写真展「望郷」初日



写真展初日!!


今日は待ちに待った、写真展初日だった。
今日起こる未来のでき事に、不安や期待を抱きながら、
スーツでビシッと決めて家を出た。

うどんやで、遅い朝食をとり、
会場に着くと、いよいよ写真展が始まった!
僕の手の平は、汗でびっしょりだった。

そして、なんと10時半に開場して早々に、プリントが売れた。
始めその買って頂いた方から、「プリントを下さい。」という言葉を聞いた時、
僕は思わず耳を疑った。背筋がぴーんと伸び、鳥肌が立ち、涙が出そうになった。
その時は、普通に振る舞っていたつもりだが、内心喜びと、感動と、責任感と感謝の
気持ちで、何とも言葉にしにくい、初めて体験する感覚だったのを、うすらうすら
覚えている。
「プリントを買う」ということは、自分をその購入者の家に入れて頂くようなもの。
まさに自分を全肯定して頂くことと、等しい。

その後もいつもお世話になっている方に、プリントをご購入頂いた。
その方には、いつもお世話になりっぱなしで、僕はなにも返せていない。
いつか必ず恩返しをしようと思う。

その後もぞくぞくと来場者が増えていった。
やはりメーカー系で、今回は隣で長野重一先生という、ものすごい大御所が
写真展を開催していらっしゃるということで、沢山の写真家の先生にも来て頂いた。
長野先生には「この写真好きだよ。プリントもかなり綺麗だし、いい写真展だ。」
とお褒めの言葉を頂き、
写真家の斉藤亮一さんには、「トーンが独特。面白い。」というコメントを
頂いた。

その他にも尾仲浩二さんや、山下恒夫さんなど僕の憧れの人が訪れてくれて、
とても刺激的な一日となった。

また、僕の師匠である渡部さとる先生にも、ご来場頂いた。
渡部先生の好評はこうだ、
・並びがすごくいい。
・キャプションを呼んで、なぜ「望郷」なのかが明確に分かる文章だった。
・プリントの質が高い。
・2回現地に撮影に行きもう一度作品を撮りおろして来たことで、
 作品のなかで何が言いたいのか、ということをより明確に表せた。
・いわゆる新しい写真ではないものの、古くなるということのない写真である。


普段僕のことを、褒めてくれない先生であるが、今回は褒めて頂けました。
これも全て、渡部先生のお陰です。本当にどうもありがとうございました。
一応先生の日記にも、僕の写真展のことが書いてあります!

他にも初日から、沢山の方々に、お忙しい時間の合間を縫ってご来場頂き、
本当に感謝の言葉もありません。
明日からも僕は開場にいますので、宜しくお願いします。

フォトプレミオ 竹下太郎写真展 「 望郷」
開催期間 2007年10月23日(火)〜11月1日(木) 
     10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
場所   コニカミノルタプラザ ギャラリーB 
     TEL 03-3225-5001
〒160-0022 東京都新宿区新宿3−26−11新宿高野ビル4階




在廊時間

僕は30日(火)の午前中以外、毎日開場にいます。
皆様お気軽に、開場に足をお運びください。

今日は搬入の日



今日はついに、フォトプレミオの搬入の日であった。
ここ3ヶ月はこれのために多くの資金と、時間を費やして来た。
今日は何だか朝から落ち着かず、いろいろと確認したりなんだかんだで
すぐに搬入に行かなくては行けない時間になってしまった。

会場に着き、少し余裕があったので斉藤亮一さんの個展を見た。
いままでモノクロだった人がカラー、それもデジタルで撮った作品である。
そもそも、もう銀塩だのデジタルなど関係ないのだが、ついそういうことにも
関心を持ってしまう。
写真展の方は、やはり良かった。人間味があふれていた。さすがは、斉藤さんだ。


そしてしばらくすると、業者さんが開場に荷物を抱えて来た。
そこには僕の作品もあり「ついにここまできたんだな。」という実感を持つ。
僕の前にやっていた写真展の搬出が、あっという間に終わり、
搬入が始まった。




まず並びを決めて、そこから作品の間隔や、壁の使い方を相談していく。






その後赤い糸を使い水平をとり、もの凄い早さで、しかも正確に釘を打つ。
まさにプロの仕事だった。本当に僕は立っていて、指示を出すだけで
2Bのグループ展とは、また違った雰囲気に包まれていた。
本当に業者さんや、コニカミノルタの方々に感謝です。
こんな、まだ右も左も分からないような自分のために、いろいろな方々が
動いてくれて、写真展を開催させて頂ける。本当に自分は恵まれているなと、
ただただ感謝するばかりです。




そうしているうちに、あっという間に搬入が終わった。
明日からいよいよ本番である。
何があるか分からないが、いまからワクワクしっぱなしだ。
皆様も是非着て下さいね!!絶対損はさせません!!
宜しくお願いします。

またプリント・手作り写真集を販売致します。値段は以下の通りです。
------------------------------------------------------------------------------------
11×14(額付き) 15,000円
18×22(マットのみ)15,000円

手作り写真集 2,500円(限定20部)
-------------------------------------------------------------------------------------
ご質問などありましたら、お気軽に作者までお訪ねください。
宜しくお願いします。

フォトプレミオ 竹下太郎写真展 「 望郷」
開催期間 2007年10月23日(火)〜11月1日(木) 
     10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
場所   コニカミノルタプラザ ギャラリーB 
     TEL 03-3225-5001
〒160-0022 東京都新宿区新宿3−26−11新宿高野ビル4階

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